その他親族へ 10代以下 東京都 第1回 銀賞

秋ばばへ
西川 さくら 様 8歳

 秋ばばは、きょ年の秋93才でなくなった私のひいおばあちゃんです。天国にいる秋ばばに、お手紙を書くのははじめてです。ちゃんととどくといいな

 秋ばば、お元気ですか? 天国で楽しくしあわせにすごせていますか? 大好きなもなかのおまんじゅう食べていますか? お空から私たちのことを見てくれていますか? 私は二年生になり、毎日楽しく学校へかよっています。秋ばばがいなくなっちゃってさみしいけど、秋ばばとの思い出はちゃんとおぼえているよ。いっしょに秋ばばの車をおして、お買いものに行ったこと。アイスクリームを買ってもらったこと。秋ばばの手をひいてあげたら「ありがとう」と言ってくれたこと。ダンボールで大きなお家を作ったこと。お人形を作って人形げきをしたこと。おり紙をしたこと。夏まつりでキティちゃんのおめんを買ってもらったこと。ようち園の時うんどう会に来てくれたこと。でもきょ年のうんどう会の時、秋ばばはしんじゃったね。さい後のお見まいに行った時「うんどう会おばあちゃん行けないけどがんばってね」と言ってくれたから、私は一生けんめいがんばったんだよ。

 もう秋ばばには二どと会えないけど、私はこれからも一生けんめい色んなことがんばるからおうえんしていてね。この前ママに言われたんだ。「じゅくに行かずに今の小学校に合かく出来たのも、秋ばばがいっぱいあそんでくれたからかもね」って。そうかもしれない。だって入学しけんの時、上手に作品が出来たから。たくさん色んなこと教えてくれてありがとう。秋ばばとすごした時間は私の大切なたからものです。86才もちがうのに、こんなになかよしだった私たちってすごいと思うよ。秋ばばのひいまごになれてよかったよ。いっぱいかんしゃしているからね。ずっとわすれないからね。じゃあまたね。

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